


- ノミは動物の体表で卵を産み、その卵は体表からすべり落ち、周囲にまき散らされます。その環境に落ちた卵が成ノミとなり他の動物に寄生します。
気付けば室内中がノミの卵だらけなんて事態も!
- 猫ひっかき病
- バルトネラ・ヘンセレという菌によって起こる人の病気です。感染ネコから他のネコへノミが媒介します。ネコには症状が出ませんが、感染したネコに人がひっかかれたり、咬まれたりすると、リンパ節が腫れて、発熱や頭痛を起こすことがあります。
- 爪実条虫
- ノミを犬やネコがグルーミングなどで、食べてしまうことで感染する寄生虫の病気です。下痢や嘔吐の原因となります。条虫駆除と同時に必ずノミの駆虫予防が必要となります。


- マダニは草むらなどで吸血の機会を待っています。散歩から帰って皮膚に何かがくっついているのに気がつかれ、驚かれる飼主様が多いようです。
- SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
- マダニによって媒介されるウイルスが原因の病気です。人では発熱や消化器症状、頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などがみられ、死亡することもあります(動物でも同じような症状が報告されています)。日本国内でも多くの方が亡くなっています!特効薬はなく、ワクチンもありません。ウイルスに感染した動物から唾液などの体液を介して人にうつることもあると言われていますので、犬や猫にマダニがつかない(=ウイルスに感染しない)ようにすることは飼い主様自身の身を守るためにも大切なのです。
- バベシア病
- マダニによつて媒介されるバベシアという原虫が犬の赤血球に寄生することで赤血球がどんどん壊されてしまい、 死亡することもある怖い病気です。現在も、完治する治療法はなく、万が一感染すると貧血の症状がなくてもバベシアは体の中に住み続けます。ですから、マダニをつけない!=感染しないが一番大切です。